症例の報告
cases
我慢の鎧を脱ぐ時
バリキャリのMさん
私の憧れの方でもあります。
平日は戦闘モード
バリキャリ歴20年
「女性が一人で生きて行くためには、
強さとしなやかさが必要だと思う」
そんなかっこいいことを言うMさん。
床を見つめながら出た本音は
本当は私、弱々でダメダメなんです。
土日はうつむきモードのようです。
誰にも弱さを見せられない
なぜなら
負けるわけにはいかないから
家から一歩出る時は、強さの鎧を着ていざ出陣です。
男性からすると、弱々しい女性は
一見、守ってあげたい女性の特徴なのかもしれない。
でも、男性社会で対等に生きていくためには
弱さを見せるわけにはいかない。
そんな鎧を着たKさんのお話です。
戦闘モードで話す時は、いつも見えない誰かと戦っています。
その相手は、自分だったり、職場の誰かだったり
気がつくといつも歯を食いしばり心がしんどい。
この戦闘モードが彼女の心を苦しめます。
そうしないと生きてこられなかったのかもしれません。
私たちは無意識に作られた役割を生きていると言われています。
家庭や人間関係の中で生き残るために作られた人格パターン
簡単に言うと、家族の中で担うキャラクターのようなものです。
彼女が無意識に設定していた役割は「我慢役」
辛くても平気なふりをし、常に自ら耐える
どんな場面においても「我慢する環境」を無意識に選択をしています。
いつも限界まで頑張る彼女にゴールはありません。
その背景には、合格点が高い母
弱音を吐くことが許されない。
勉強も習い事もサボると普通にビンタが飛んできます。
褒めてもらった記憶も、寄り添ってもらった記憶もありません。
厳しい躾のおかげもあって、勉強もスポーツも万能
彼女の努力と我慢強さがたくさんの結果を出してきました。
症状のお悩みは
舌の痺れや気持ちのアップダウン。
大きい病気はしていないけど、いつも体調不良です。
そんな彼女の「我慢役」の設定を少しづつ緩めていきます。
舌が痺れるのは
もしかしたら、今の人生を心から味わっていないのかもしれない。
本当の自分自身を表現出来ていないのかもしれない。
弱々モードの自分に何度も蓋をして
無理矢理戦闘モードで頑張ってきたのかもしれない。
彼女の姿を見てそんなことを感じました。
蓋をしてきた本音がもういっぱいになって
今にも蓋が外れそうです。
彼女曰く、頑張る以外の選択肢はないそうです。
平日は遅くまで仕事
土日は朝から仕事の勉強
頑張り屋さんにも休養は必要です。
今出ている症状は身体からのイエローカードです。
レッドカードに変わる前に
たまには休むことも選択して欲しいなと思います。
彼女がヒーヒー言いながら取り組む仕事を
楽しそうにこなす優秀な男性社員がいます。
憧れでもあり、ライバルでもあります。
彼女はしんどいことを悟られまいと
涼しい顔を装い仕事をこなします。
いっぱいいっぱいであることを
絶対に誰にも知られたくありません。
なぜなら
出来ない=使えない奴だから
弱さを見せる=負けを認めることだから
彼女の中でこの設定があるのです。
その場所で生き残るためにいつも必死です。
そして「助けて」が言えない。
自分にも厳しい彼女は、部下や同僚にも厳しい。
緩めることを知らないので、職場でもギクシャクしやすい
出来る事なら
本当は楽しく仕事をしたい
ぎゅーぎゅーに頑張っている自分を解放したい
分かってはいるけど、出来ない
彼女に必要なのは、ほんの少しずつ
我慢を選択していることに気づくこと
ほんの少しでも自分を労うこと
自分を認めてみるところから
始めてみて欲しいのです。
そうする事で見えてくる景色や現実が変わってきます。
分厚い鎧が少しずつ薄くなって行くように
ゆっくり緩めていきます。
力んでいる力が弱まると、自然と進んでいきます。
エネルギーは軽い方が前に進んでいくのです。
施術を受けている瞬間だけでも弱さを見せれる
安心の場所でありたいと思います。
これからも誰かの弱さにずっと寄り添っていきます。
そして、走り続ける彼女をこれからもずっと応援していきます。
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